2010年8月アーカイブ

教育と医療のIT化の議論がかまびすしいです。教育の分野においては、教科書のIT化、iPadなどを利用した教科書の配布などというような施策が、医療分野においては、いわゆるマイ・カルテ、いつでもどこでも自分のカルテにアクセスできるようなシステムの構築が議論されています。NECやGEといったIT企業がどんどん医療分野にも進出し、ショッピングセンターで採血、その結果は携帯電話でチェックというようなことも検討されているようです。ただこの二つの分野は、社会資本としてその国の国力をもっとも反映する分野のように感じます。両者に共通するのは、教師と生徒、あるいは医師と患者のコミュニケーションによって成り立っているということで、教育・医療の商業化とグローバル化という波の中でどのような立ち位置を築くべきか、私たちはしっかり考察してゆかねばならないと思います。 ノムさん

昨日、家族の意思のみによる脳死判定・臓器移植が3例目になりました。1例目は口頭で本人の意思表示がなされていたとのことですが、続く2例に関してはまったく本人の意思表示はなく家族の意向だけで決められたものです。ここで気になったのは、どちらの家族とも「人の役に立って、体の一部でもどこかで生き続けてくれればうれしい」とコメントされていたことです。改正臓器移植法をつぶさに読み込んだわけではなく、このことに批判するほどの知識もないのですが、いささか違和感を覚えます。自分も含めほとんどの人はわが身が脳死になるなどとは想定しておらず、したがって臓器提供の意思表示など夢にも思っていないのが現実かと思います。よって、今後ますますこの過程を経ての臓器移植が増えるものと思われます。臓器移植に関しては、かの米国でもミッキー・マントルやスティーブ・ジョブズに対して著名人であるがゆえにレシピエント選定に際して優遇措置が施されたのではと嫌疑がかけられたり難しい側面がまだまだあるように感じます。その点、iPS細胞など自分の細胞を用いた再生医療にはそのような問題はないゆえ、さまざまな臓器の再生が一刻も早くなされてほしいと感じます。ただ、どちらにしてもこのような先進医療の恩恵に浴することのできる人はこの地球に生きる人々の中の一握りに過ぎないということを思うと、医療の進歩は人類全体にとって何をもたらしたのだろうかという疑問も生まれます。 ノムさん

当直

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毎日寝苦しい日々が続きます。

奈良医大整形外科は当直や手術で遅くなったときに夕飯の出前を頼むことがよくあります。

当教室には、いわゆる大食漢が数名おられます。

先日も某K先生と出前を注文しました。1人前写真のとおりでした。

通常海老2本のところ倍量トッピング。もちろんご飯は特盛です。

大学勤務になって3ヶ月たちましたが、その間K先生の体格は著変なしです。

これだけ食べ続けてるにもかかわらず太らないのはアメ車並みの燃費なのかもしれません。

でも、この日食べ終わった後のセリフは「腹五分目かな・・・定食2つのほうがいいかな」です。

脱帽です・・・。

しかしながら、さらにその上をいく大食いがいます。その全貌は次回乞ご期待!!

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PLoSOneに日本の海は、世界の海洋生物の14.6%の種が分布する多様性に富んだ宝庫であることが報告されました。世界の海のわずか0.9%を占めるに過ぎない海域でこれだけの多様性を見ることに驚きを感じます。海の多様性を形作るのは森であり、その森の営みを形作るのは私たち人間であることを考えると少し誇りに思いませんか?私たち日本人の営みが日本の森を形作り、それが日本近海の生物多様性を形作る。世界に誇っていいと思います。喩は悪いかもしれませんが、20年以上にわたりガンという生命体から学んできたことは、'社会のdynamismを保つのは、その社会の多様性にほかならない'ということです。私たちの教室もそういったdynamismにあふれたものであり続けたいものです。 ノムさん