ノムさんつれづれ-22

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今年もノーベル週間がやってきました。自分には全く縁のないものですが、日本人の受賞者がでると、この季節に美味しくなる秋刀魚の味も格別なものになります。この2週間余り国内外でいろいろと考えさせられることが続いていますが、湯川博士が日本人として初めてノーベル賞を受賞された年の秋刀魚はどんなにか美味しかったことでしょう。博士はいわずとしれた理論物理学者ですが、小川環樹、貝塚茂樹氏らの兄弟に囲まれ幼少より漢籍にはえらく親しまれたそうです。湯川博士のみならず、私たち日本人は孔孟の教え、老荘の思想を深く学び自らの生きる術の一部としてきたように思います。いったい、国力というのはなにで推し量るべきものなのかは難しいですが、ノーベル賞で云うと、物理学や化学、医学・生理学賞などはオリンピックと同じように国力の象徴と考えその獲得に躍起になっている国家もあるようです。 ですが一番おもしろいのは文学賞のように思います。いつもこんな国にこんな人がいたのかと驚かされ、およそ文学や音楽、美術、そしてその土地ならではの料理などそれを表現した人の生きざまがそのまま表れるものにこそ、その人を生んだ国の力と魅力を感じるからです。現在、パリでは日本の知的障碍者の芸術展(アール・ブリュット・ジャポネ展)が大きな反響を呼んでいるそうです。そんなところにこそ、その国の大きな底力を感じるように思います。いっそ、ノーベル・クッキング賞などでも作ればどうでしょう? 料理は、きわめて主観的なものになりますが、どうせ平和賞なども時々の政治的な判断で選ばれるものですし、多くの味蕾を満足させるための究極のサイエンスといってよいクッキングにもノーベル賞があってもいいように感じます。 ノムさん

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