ノムさん徒然-23

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折しも、明日から国際整形外科基礎学会と並行しCOP10の本会議が名古屋で開催されますが、地球上に存在する資源のうちわれわれ医学にたずさわる者にとって最も身近なものは生物資源かと思います。人類はこの地球上に存在するさまざまな生物資源を用いて自分たちに有益なものを生み出してきました。薬もしかり、ワクチンもしかり・・。近年それらを石炭や石油、はてまたレアアースと同じように様に奪い合う構図が形作られつつあります。生物資源の産出国の多くが発展途上国で、それを開発・利用するのが先進国であり、産出国の多くの貧しい民がその恩恵にあずかれないという問題が根底に横たわっているようです。食物の世界では地産地消の文化がわずかずつ根付きつつありますが、医薬品や人工材料に関しても今後そういった動きが出てくるかもしれません。でも私たちの基本であるヒポクラテスの誓いに立ち返るとそれは医学の本来の目的には沿わないようにも思います。結局は、医学研究はglobalだけれど実践医療はlocalなもので、一部で医療ツーリズムの展開なども論議されていますが、その中庸のglocalな医学をバランスよく実践できるかというのが今後の課題になっていくように感じます。 呑むさん

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