ノムさん逍遥-32

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今日は、満月の美しい夜です。冬の空は、凛として空気が澄んだ感じがします。立松和平氏の'道元'の中に(新潮文庫版では第2巻の中ほどだった思います)、'月光は万象を呑む'という言葉が出てきます。これが道元自身の言葉なのか、道元がどこかから引用したものなのか定かではありませんが、月の明かりは、陽の光のように万物を照らし出すというものではないかもしれません。先の言葉からは、むしろその明かりは、たとえば無私の善意をしずかに照らすというような趣きを受けます。

欧米の有名人にとって、慈善事業はそのスーテタスを示す大きな指標ですが、一歩間違えれば売名行為ともとらえられかねません。現シンシナティ・レッズのスコット・ローレン三塁手は、Philadelphia時代、地元の小児病院へのhospital visitに際しては、メディア露出を嫌い、患児とその家族以外はすべてシャットアウトしてその時間を大切にしたそうです。そのようなsincereな人の行いの本質を月の明かりは静かに映し出すように感じます。 呑むさん

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