ノムさん逍遥-36

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立松和平氏「道元禅師」の一節から禅師の言葉。「仏法の修行者は、自分自身のために仏法修行をしていると思ってはなりません。名誉や利益のために仏法を修行してはなりません。果報を得るために仏法を修行してはなりません。霊験を得るために仏法を修行してはなりません。ただ仏法のために仏法を修行する、これがすなわち真実の道です。」 この言葉の中の'仏法'を'医学'に、そして最後から2つ目だけそれを'患者'に置き換えるとあたかもわれわれ医療者に向けられた言葉のように感じられます。このように真摯に自分は医学と向き合っているか、この本を読んでいると何度もそのように考えさせられる場面が出てきます。

道元のみならず我が国の仏祖の多くは、真の仏法の学びの場を西の隣国に求めて危険をかえりみず海を渡りました。また、近代の知識人の多くも漢籍から多くを学んでいましたが、残念ながら、道元の学んだ大宋国を最後にかの国はそういった価値を自ら徐々に失っていき、日本も長い鎖国をへた後、西欧に学びの場を求めるようになって、今の立場の違いが築かれていったように思います。我が国の先人たちが隣国から真摯に学ぼうとした謙虚な姿勢、ノブルな日本(Noble Nippon)を見失わず、世界に対してノブレス・オブリジュを果たしていくことが大切なように感じます。

東大寺のお水取りと並んで奈良に春の訪れを告げるわがCORTEXの春季練習がいよいよ始まります。選抜高校野球が始まり、プロ野球が開幕するともう春たけなわ、すぐに日整会の全国大会は目の前に迫ります。今年もこのブログにうれしいスコアボードがのることを期待します。 Patriotic 呑むさん

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