2011年4月アーカイブ

気持ちのいい天気に誘われて、近くの神社へ桜の花を見に出かけました。桜の花と遠くに望む若草山の美しさは疲れ気味の心を静かに癒してくれます。子供たちの通った橋の上を吹き抜ける風にあっという間に過ぎ去った彼らの成長の日々を思い出し、ここは自分にとって心が一番落ち着く場所です。この1か月間、ずっと耳の奥にはBruce Springsteenの'My City of Ruins'が流れていました(http://www.youtube.com/watch?v=ck3wa-VlsZM)。 あの9.11.の翌年に出したアルバム'Rising'の中の1曲で、このアルバムはE-Street Bandとの久しぶりの快作でした。この歌を聴いていると、自分の故郷を、自分の街を一瞬にして失ってしまった人々の言葉には言い表せない苦悩は、国境や人種を越えて共有されるものなんだと感じさせてくれます。人は土地に根ざした生き物で、自らを育んでくれた土を失うということは、何者にも代え難い宝を失うのと同じ喪失感であると歌っているように思われます。春爛漫とはいかない今年の桜は、いっそうはかない色に染まっているように感じますが、でも悪い言葉を許してもらえば、日本の片田舎が壊れると世界中の車、テレビ、携帯電話などの生産が滞ってしまうことには、この国の底力を感じます。かの地でも春爛漫と云える日が来ることを心より祈ります。Rise up, Stand up, Never bend!