和歌山_4

| コメント(0) | トラックバック(0)

紀州藩あずかりの身ではありますが週末でもあり、奈良に戻って今日は近畿小児整形外科懇話会に参加。脊椎の症例報告に間に合いました。Early onset scoliosisの治療に関してはまだまだ手探りで、症例ごとの対応が要求されます。私も大学にいなければ、自分で関わることなど考えもしなかったかもしれません。専門に症例をたくさん重ねている神戸医療センターの先生と少し話しができてラッキーでした。

前回も報告されていましたが、今回も被虐待児症候群に関する発表がありました。それと気づくことが大切ですが、虐待の有無を問い詰めるのはわれわれの領域を超えています。今回のように、child abuseが疑われても、実際には別の器質的疾患であった場合は鑑別の過程できわめて注意深い対応を要求されます。児童相談所や医療サイドから疑いの目で見られることも、器質的疾患であると診断がつくこと自体も親御さんには想像を絶する衝撃となるでしょう。しかし一方でchild abuseは我が国でも頻繁にメディアを通じて報告されます。レベルは違いますが腰部脊柱管狭窄症にASOが合併しているかどうか、もっとminorなところではL5神経根障害が脊柱管内だけか外でも圧迫があるのか、といった鑑別と同じで、狭い見方に陥らないことが大切であると思います。

次は第50回で記念講演や懇親パーティなどもあるようです。小さな研究会ですが、ぜひみなさんの参加をお待ちしています。

Spine surgeon Mu.

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.naraseikei.com/mt/mt-tb.cgi/94

コメントする