呑むさん酩酊-60

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いよいよ鶯の鳴き声も大きくなり、球春も近づいてきた。入学、進級の季節であるが、東大は国際化という旗振りの元、秋入学を推進しようと鼻息が荒い。ただ、医学部のように国家資格試験を要する分野では、なかなか抵抗感が強いように思う。それ以前に、桜の季節が、新しい生活の始まりとしみついている感覚は、そう簡単に払拭できそうにも思えない。それに高校卒業後の半年間のギャップ・タームをどのように過ごすか、場合によっては親の負担が増えるだけで、ただでさえ裕福な子弟しか進学しにくくなっている難関校の子供たちだけの制度になるのではという危惧もでてくる。オーストラリアの大学院を経験したが、2-6月と9-1月のセメスターだったので、これに合わせるにはいっそセンター試験を12月の初めに施行し、1月中に二次選抜を実施、2月入学として2-6月と9-1月のセメスターにすれば、少なくとも欧米との時期のずれは解消され、留学生の交流も容易になると思われる。これであれば国家資格試験の時期をいじることも不要で効率が良いと思う。

先日、近畿小児がん研究会とがんの子供を守る会の主宰するシンポジウムに参加してきた。その日のテーマはAYA世代のがん患者にも光をというもので、AYA世代、adolescent and young adultsとはおおよそ15歳から30歳前後までの世代を指す。小児のがんは、慢性特定疾患として公的に治療費の補助を得ることができ、30-40歳代以上になると個人的ながん保険に加入している人も増えてある程度治療費の補助を受けることができる人が多いが、AYA世代の人はちょうどその狭間に属するため公的補助も個人的な保険も受け取れない人が多く、 医療費負担が思いのほか大きい。特にさまざまな高額の医薬品が出てきている分野では途方もない負担になることもある。さらに学校や仕事に大きな犠牲を払う必要がある。整形外科領域の患者さんは、まさしくこの世代の方が多く、何らかの方策が向後必要になるかもしれないと感じる。愚呑坊

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