呑むさん酩酊-65

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先週の金曜日に突然European Science Foundationというところからメールが届き、research proposalの審査員をせよとのこと。これまで欧米のさまざまなjournalの査読は何度となくしてきたが(今もBr.J.Cancerの論文査読を一本抱えていて、奇しくも締め切りが同日である)、このようなgrantの審査は初めてなので、何故こんなものが自分のところに舞い込んできたのかといささか困惑した。しかも、そのproposalは89ページにもおよび細かい文字でびっしり書き詰めてあって、それを5日間あまりで終えてほしいということで、おのずからこの週末はその読了に追われることになった。ページ数からして、我が国の研究費申請とは比較にならず、その内容も数施設がcollaborateした研究内容で、研究者各人のCVからpublication listまですべてを含んでおり、それらがすべて評価の対象となる。もちろん英文ゆえ、これらをすべて把握するには時間も足りず、このような人間の評価がproposalの採択に反映されていいものかと少し気が引ける思いがする。評価項目は5項目で、方法も含めた研究の新規性、各研究機関の実績と能力、研究が社会に及ぼすimpact、国内外との共同研究であるか、そして予算が適正であるかという点で、それぞれに講評と点数(計100点満点)を付する。少し大変な作業であるけれども、自分にとっても参考になる点も多く、勉強になったと感じる。

今日から新入医局員諸君の美榛苑での合宿勉強会が始まった。以前は、1週間かけて行っていたものを2泊3日に短縮して、少し詰め込んだ内容になったが、彼らにとって有意義な時間になってほしいと思う。また、講義をご担当いただく先生方に改めて深謝いたします。愚呑坊

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