呑むサン愚デン愚デン-71

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あのオリンピックもはるか昔のように思われるくらいに、あっという間にもう9月の声を聞くというのに、この暑さは只者ではない。そして、かの国々でもその暑さを引きずるかのごとく熱いデモを繰り返している。思えば、オリンピックの価値を台無しにした馬鹿者の行為がこの暑さをもたらしているとも言えるのか。当の本人のメダルはいうに及ばず、チームそのものの(繰り上げ3位など拒否して、3位該当なしというもっとオリンピックを台無しにすることだってできる)、あるいは政治介入かまびすしい当該国のサッカー協会の資格停止にまでFIFAでは議論に及んでいるはずであろう。さもなければ、FIFAお得意の銭ゲバ収賄としか考えられぬ。やはりベースボールの方が美しいか。それでもナデシコとカガワは素晴らしい。

今朝の朝刊で、一橋大学名誉教授の野中先生が、「経営は科学であると同時にアートでもあることが重要である」と述べておられた。これはくしくもオスラー博士の「医学はサイエンスであると同時にアートである」という言葉とまったく一致する。今朝の記事で、野中先生は、企業経営における形式知、暗黙知、実践知の3つの知を挙げておられる。これも医学とまったく共通することに気づいて驚いた。形式知は、いわば国家試験や専門医試験、そしてガイドラインに相当する。必要ではあるが、それで医師として完成するわけではない。そのギャップを埋めるのが、数量的に言葉にあらわすことが困難で、現場での経験が生むところの直感的な暗黙知である。形式知ばかり身に着けた机上の知だけでは、臨床の諸問題は解決することはできない。そこに経験に裏打ちされた暗黙知が加わってはじめて実践知が働くことができる。暗黙知をブラックボックスの外に引っ張り出し、新たな実践知を生み出すことが学会の役割であると考える。経営学と医学、離れたところにありながら、実は近い位置にあるのかも知れない。愚呑坊

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