呑むサン愚デン愚デン-74

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銀行とかで話を聞いていると、経済のグローバル化?は確かに著しいように感じ、それに引き替え医療のグローバル化は少し遅れているようにも感じる。基礎医学はまだしも、臨床医学に関してはそもそも保険制度など社会資本として認識される部分も多く、今回の総選挙でも議論となっているTPPに関しても医療は含まれるのか否か、それに含まれた場合の保険制度はどうなるかといったことが問題となる。そもそも、グローバル化とは何か、今一つ判然としない。グローバルであるためには、社会的背景としてのnational identityが確立されていなければならないと感じるが、教育の行方などを見ているとどうもその方向には進んでいないようにみえる。たとえば英語の早期教育があるが、そんなものはまったく不要であるというのは暴論ではあるが、日本人のnational identityを確立するには、日本語がすべてであると感じる。それがなければ、グローバルではありえない。

その流れでいくと、TPP参加の議論に関して日本の医療についても、そのnational identityが重要になってくるのではないかと思う。それが、何かはわからない。しかしながら、基礎医学と臨床医学の橋渡しのできる医師たちを数多く輩出してきた教育は、そのひとつではないかと感じる。新臨床研修医制度が始まってからは、基礎医学を志す医師は皆無に近い状態になったことは、日本の医学にとってそのnational identity喪失の一要因となるかも知れず、それは日本の医療のグローバル化にとって、マイナス要因になるかもしれない。traslational researchのできる医師をより多く育てることもとても大切ではないかと感じる。 愚呑坊

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